予定地

いずれなにか書きます

「惚れた弱みでボロ雑巾みたいに扱われてもすがりついてしまう」みたいな行為は人生の浪費なので、自分を雑に扱う男性と付き合わないというのは大事なこと。

だけど、識者がそれをアドバイスする際、相手からもらうプレゼントの額とか、連れていってくれる店のランクとか、そういう尺度を出してくることが結構あって、たとえば牛丼屋や立ち食いそばに連れて行かれる女はダメ、みたいなやつですが、ああいう通念はあんまり女の子を幸せにしない気がする。

なぜならば、若い男の子は、たいていお金持ってないし、真面目な男性は、たいてい洒落た店など知らないわけであり、一方、若い女の子を適当に食ってやろうって悪い男性は、そういうとこにお金使うからなんですけど。

基準の持ち方として、なんというか、恋人自身「以上」に扱われていれば心配する必要ないんじゃないかなーと思ってる。

以上というのは、自身と同等というのも含むので、相手がいつも牛丼屋に行ってるなら牛丼屋に連れて行ってもらうのは「以上」の範疇だし、もしそこで奢ってくれたら、いつもはしない出費をしてるのだから、自分より上に扱ってくれてると考えて差し支えなさそう。

一方、すっごくお金持ちの男性と不倫してたりして、ちょっと良いものもらったり良い店に連れて行かれたとしても、あくまで相手としてはお小遣いの範囲で遊んでるだけであり、自身の家族や仕事よりは下であることが多いはず。10万円ぐらいの指輪もらって喜んでも、奥さんには100万以上のものを渡してたりするんじゃない?マンション買ってもらったとしても、おそらく家族の別荘よりは安いはず。

それって、すっごく貧乏な男性と付き合ってて、日頃は彼が自分では行かないファミレスに連れて行ってもらうより、むしろ雑に扱われているのではないかしらん?

相手がいつも行ってるような店に連れて行かれること、本来悪いことではないと思う。一緒にいるということが日常となるのは関係性のゴールでもあるし。で、さらに、相手が一人で生きていたらやらないであろう気遣いや背のびをしてくれてることに敏感になると、わりと幸せを実感できたりもするので、この尺度の持ち方は結構いいと思った。

もし、そのレベルが不満なら、そこに我慢する必要ないし、逆に自分が相手におごるとかでレベルを上げていけばよさそう。寿司も指輪も自分で買う、というのは、一人で生きていくということでもないし、お互いに好きな相手のことを自分と同等かそれ以上に扱うというのは、結果的に二人でレベルアップしていくことになって、それが幸せなのではないかなあ。