トーンポリシングとか
被害を訴える弱者に対して、振る舞い方や言葉遣いが悪いとか、外野が文句つけるのはよくない。それを「トーンポリシング」だという。
だが、しかし、自分が弱者だとして、何かを批判したり、是正を求めたりするときに、無駄に相手側を傷つけたり貶めたりするのは、戦略としてうまくないと思っている。口汚く罵ることで社会が変わることは何もない。一時のガス抜きと引き換えに自分の社会が狭くなるだけだ。
言葉や態度は刃物みたいなもので、刃を丸めて切れなくさせるような要求ははねのけて良い。しかし、精密に病巣を取り除くためにメスを研ぐような努力すら「トーンポリシング」と呼んでないがしろにするのは、弱者を弱者に、被害者を被害者に留めることになる部分もあるように思う。