予定地

いずれなにか書きます

コミックLOの表紙キャッチコピーがまとまってるの見た。
前から気になってたんだけど、第87号のキャッチコピー「まぶし過ぎて、少し、照れる」っての、カジヒデキの「ロリポップ・キャンディー」の歌詞「見上げた空 群青で 青過ぎて少し照れる」のオマージュなのかなって思ってる。実際、この曲全体がロリコンっぽい世界観で、カジヒデキ、たまにそういう曲書くのよね。

LOLLIPOP

LOLLIPOP

「You will love me」に入ってる「EBONY」って曲「君が生まれるちょっと前の歌かな」ってフレーズがあって、自分にとって懐かしいあの歌が「君」にとっては生まれる前の歌っていう、相当の年齢差を間接的に描写するセンスがすごい良い。
You will Love me

You will Love me

ちなみに、この曲の下敷きになってるであろうその曲は、スティーヴィー・ワンダーポール・マッカートニーの「EBONY&IVORY」。黒人と白人をピアノの黒鍵と白鍵になぞらえて、ハーモニーを奏でようという素敵な曲。80年代の洋楽ってポップに政治的メッセージを伝えようという企画が多かった。これがなんと1982年の曲で、今30歳ぐらいの人にとっては見事に「君が生まれるちょっと前の歌」なんだけど、「EBONY」発表が2000年なので、当時のカジヒデキ(30代前半)はおそらく10代後半ぐらいの女の子をイメージして作ってる。そう考えてみると、カジヒデキの曲ってだいたい進行形で、全然昔話じゃないところが魅力だと思う。