予定地

いずれなにか書きます

アイカツ!3期の1話が素晴らしかったのでとにかくアイカツ!の話をするのですが

アイカツ!」というアニメはすばらしいのでもっと評価されてしかるべきだと思っている。女児向けとあなどれなくて、とんでもなく新しいと思ってます

3Dモデリングとモーションのクオリティ

まあ、これはプリキュアとかでも力入ってるとこだし、アイカツ!はゲーム連動なので余計に力入れてきてるということもあるけど、特に2期の後半ぐらいからはものすごいクオリティ高くなってて、見てるだけでありがたい気分になる。もういちいち動きがかわいい。だいたい毎回2分ぐらいの間に10回ぐらい「可愛いー!」「ほわー!」って言ってる。

ストーリー

いつも「安心して見れるのはアイカツぐらい」って言い続けてるけど、本当に、2期に入ってからは、悪人が出ないし、ライバルも全員いい子だし、不幸なすれ違いとか誤解とかも皆無。だからといって「おかゆ系」というのとはちょっと違ってて何も起きないわけじゃない。常に、登場人物は自分の課題をちゃんと乗り越えていってて偉い。そういうキャラクターの成長とか、試練とか悩みに立ち向かう姿、戦いの中の友情、自分の役割とか居場所を見つけて行くこと、それからシリーズ通してのテーマと思われる世代を越えての継承みたいな話が、本当にしっかり描けてるところがすごいと思う。
これを実現するのは結構難しくて、たとえば大人向けの連続ドラマなんかは、未だに、わかりやすい悪役が配置され主人公がいじわるをされたり、不器用ゆえに主人公に冷たく接するライバルと最終的に和解する、みたいなお決まりの陳腐なパターンを繰り返しているというのに、女児向けアニメがスルっと先を行ってしまっている。
こういうのは、古い世代からすると甘いとか現実離れしてるように見えるかもしれないんだけど、むしろ現代のリアルはそっちに近くなりつつあると思うのです。
たとえば、昔の企業小説なんかだと競合企業は敵で、足を引っ張り合う存在だったし、会っても挨拶もしない、とかそういう感じだったと思う。でも、今の自分の現実として考えると、競合する企業の人とも友達だし、勉強会したり一緒にOSSに貢献したりしているし、良いサービスが出たら素直に褒めあったりしてるよね。
日常的な人間関係も、今の10代の子とか見てると本当にソツがない。最初からツンケン接してくるような人とか明らかに粗暴な人っては絶滅してるんじゃないかしら。どうかと思うぐらい性格悪いとか、あからさまに嫌がらせしてくるみたいなのって、もしかしたら自分ぐらいの世代が下限なんじゃないかと思う。それくらい、若い人たち、本当に良い人が多い。
これからの時代、普通に生きててそんなにわかりやすい敵っていなくなってて、それでもその中でいろいろな問題に直面し乗り越えて行くというのがリアルなのだと思うし、そういう微妙な機微が丁寧に描けてるのはもしかしたらアイカツ!ぐらいなのでは、と思えてくる。

楽曲

全編MONACAだし、とにかくMONACA好きだし最高なんですけど、個人的には石濱翔さんの曲が特に好きです!胸キュンの美メロやねん。

あと、楽曲を歌ってるのとアニメの声優さんが分業になってるけど声質とか近い人をキャスティングしてて違和感もなく無理もないのがいいですね。