予定地

いずれなにか書きます

ザ・インタビューズから発掘

あの中では「初恋のエピソードを教えてください」への回答がすごくちゃんと書けたなあと思ってる。ちょうどサービスもなくなることですし、サルベージしておきます。

幼稚園の時に同じクラスのヨネクラくんという子を好きになったのが初恋というものだと思います。エピソードといえるようなことは何もなく、ただ好きだった記憶だけ残っています。

そもそも、幼稚園時代の私は同じクラスの子供とまったく口をきけなくて、手が汚れることも嫌いで、おもちゃを出したり片付けたりするのも嫌いだったので、とにかく一人でもくもくとスケッチブックに絵を書いてるか本を読んでるか、そういう子供でした。だから、どうして彼の事が好きになったのかよくわからないのです。そもそも先生以外の人との接触がなかったんだから、好きになるきっかけとなる出来事なんて何もあるはずがありません。

そんなタイプの小さい女の子が男の子を好きになるなんておかしいかもしれない。でも、あの頃の私にとっては、まず最初に男の子を好きになるのは結構自然な流れでした。だって、お父さんにはお母さんがいるし、ハイジにはペーターがいるし、ルパンには不二子ちゃんがいて、お姫さまは王子さまに出会うのです。主人公にはたいてい特別に仲のいい異性のともだちがいて、そうでないとお話が始まらない。だから私にもそういう人がいないとおかしいし、もし、そういう人がいるならば、きっと彼だ、と5歳の私は思いこんだのでしょうかね。

彼は決してクラスの中で孤立してるという感じではなかったんだけど、みんなと遊んでてもなぜか一人どこか違うところを見ているような雰囲気だったことを覚えています。だから他の子供みたいに話が通じない感じではなくて、こっち側の人だ、と私に思いこませる何かがあったのかな、と思うのです。

最終的には特に口もきくことなく終わったのですが「おともだちになりたいです」って手紙ぐらいは渡したような気もします。ひらがなの書き方はもう知ってました。

あと一つうまく答えたなと思ってるのは「乳首の色は?」です。