予定地

いずれなにか書きます


みんなで集まって遊んだりお酒飲んだりするのは楽しいけれど、特にお酒飲まずに差し向かいで話をするのは、いろいろセンシティブな話もできる良さがある。なので、できればゆっくり話せる機会をいろいろな人と持ちたいと日ごろから思ってる。今回もそういう感じで二人で出かけたことない人と二人で出かけてみようということになった。先方はデートと書いてるのでデートということにする。

学園前あたりにある旧鴻池邸の表屋を移築したという甘味屋さん( http://www.miyake-flagship.jp/ )に行くことにしたんだけど、情けないことに日曜定休というトラップに引っかかってしまった。実は私はわりとそれをよくやらかすほうで、日常的に「行ってみると定休日だった率」が有意に高い感じがある。しかし場所が場所だけにその近くには本当に何もなくて、よくわからないけども奈良近辺で行ったことなさそうなところに行ってみよう、ということになり、あと、甘味欲もあったので評判よさそうな甘味屋さんを探して、奈良公園近くの天極堂奈良本店で葛食べましょうということにした。そこまで行ってしまったら観光地なので適当にどこにでも行けると思ったので。で、そこでようやく落ち着いて葛あんみつ食べて、失恋トーク聞いて(といっても、もうすっかり落ち着いた感じらしく、というか、いろんな人にいろいろ聞かれ過ぎてて彼の中ではほぼオワコンみたいな感じだったようだ)インターネットの話とかした。

恋愛関係のことをインターネットに書くと、やっぱり人間相手の事なので当事者であるその相手だけではなく、その次に付き合う人とか、逆に前に付き合っていた人とか、特に付き合ってるわけじゃないけどもちょっといいなと思ってる人とかが見ると、好ましい事態にならないと思う。あと、まったく関係ない野次馬みたいな人から無用なヘイトが集まったりもするし。だから、あまり書かない方がいいんだけど、やっぱり誰かに知ってほしいとか聞いてほしいとか単にのろけたいとかいうこともあって、なかなか公開範囲が難しい。公開範囲絞ってもどこで何があるかわからないし、増田に書くか、四行詩とか短歌みたいにぼかして書くかだなあと思う。まあ、ログが残らなくてある程度プライベートな感じのところで誰かに話せたらそれにこしたこともないけれど、それができる相手もなかなか限られたりする。今回はそれなりに甘酸っぱい話ができてよかったように思う。

で、その後、春日大社にお参りして帰ってきた。全体に工事中でおもてなし精神にかける感じだった。大きな神社は、中に同時にいろいろな神様が祭られてる小さい神社があってどこまでお参りするべきなのか迷う。自分のお願い事に応じてチョイスする感じが一般的なんだろうけど、素通りされる神様的にはどうなのかという感じもするし。もうこれは「祭神を集めて君だけの最強の神社を作ろう!」みたいな感じだとか話していた。で、夫婦大国神社で水占いやったら大吉だった。「愛されるよろこびをいっぱい感じる」的なことが書いてあってわりと俗だった。

春日大社、結構境内が広くてアップダウンもあって歩くにはしんどいけど、古い森が保全されていてそれなりの暗さがあっていい感じだった。

ところで、秋は鹿の発情期なので、特に雄は危険な感じになってる。春日大社入口のお土産屋付近にいる毛深い鹿は異常に食べ物に対する執着があり凶暴で手に下げたビニール袋などには特に強く反応し食いちぎられてる人もいた。というか自分も服を食いちぎられそうになり非常に危なかった。

鹿、小鹿はとにかくかわいいけど、毛深い雄はこの季節まったく別の動物みたいな感じで動きからしておかしい。他の雄もだいたい威嚇ボイスでめうめう吠え続けてたり、やたらに息がシューシュー荒かったりして、草食草食と言われるけれども発情期は勢いある感じだった。