予定地

いずれなにか書きます

いつ、どこで生まれたかとかいうことをつらつらと

1970年の関西。どっちかというと都市に近いほうの郊外の中流っぽい商売人の家で生まれて育ったわけだけど、70年代関西の独特の文化のあの雰囲気が幼児体験として自分の中にはすごい刷り込まれてて、もちろんよく言われる吉本のお笑いとか、花登筺のお涙頂戴とかそういうベタなのもだけども、例えば文芸だったら小松左京筒井康隆といった関西SF、それから藤本義一とか田辺聖子とか関西中間小説みたいのも、わりと親しみある感じで普通にそのへんに本があって読んでたし、具体美術協会みたいな素っ頓狂な感じのアートもハイファッションも「なんやわけわからんな」って言いながら普通のひとが触れる素地があったわけで、なんかそういうことを考えると、そのへんの空気を完全に共有できる人って同年代でも意外に少ない気がしてきた。前に鴨居羊子の展覧会に行った時に当時のフィルム見たけど、ああこういう感じこういう感じと懐かしいように思った。
サザエさんの原作のほうだと、よそいきの帽子かぶって電車にのってデパート行ったりしてるけど、私って、ああいう感じで休日を過ごしていた最後の年代じゃないかな。
前に、サラ・イネスさんのインタビュー読んだ時にちょっと近い感じもしたけど、あの人はもうちょっと年代が上で、もうちょっとええとこの人って感じがする。