予定地

いずれなにか書きます

11/28

自分はインターネットのいいところを「有名な人も無名な人も同じように自分の考えたことを表現できて、同じ気持ちの人とつながれることだ」と昔から考えてるのだと思う。

芸能人や有名人がネットで活躍すること自体は別にいいんだけど、その中心にきちんとその人の本当の考えがなくて、演出しかないのであれば、結局は既存メディアと同じだし、まったく面白くない。

演出自体をプロの仕事として楽しむという観点で消費している人が多いのだろう。でも、それってよくできたスパムみたいなものだし、わざわざソーシャルなんとかでやるようなもんでもない。

正直、はてダで好き勝手にテキスト書いてたアーティストが、ある日某ブロに引き抜かれてアー写が全面に貼られたブログでイベント告知とファンのなれあいコメントばかりになる、みたいなのは「殺人行為」だと思っている。実際、そういう人の多くは芸能人有名人同士のランキングでじは上にもいけずモチベーションがなくなりやがて事務所の人が更新するようになる。ひとつの創造的人格が死ぬ。

まあ、よくできたブランディングのもとに活動する人が増えたからといって、生身のままでネットをうろうろする人がいなくなるわけではないので、あまり失望しないでこれからも生身のままうろうろするようにしたいとは思う。生きている限り出会うべき人には出会えるんだから。

同じ心ならん人としめやかに物語して、をかしき事も、世のはかなき事も、うらなく言ひ慰まんこそうれしかるべきに、さる人あるまじければ、つゆ違はざらんと向ひゐたらんは、たゞひとりある心地やせん。

昔は出会えなかったそのような人と出会うためにインターネットはあるのだから、自分の存在から心をなくすようなことはしてはいけない。