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いずれなにか書きます

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美STORY (ストーリィ) 2010年 08月号 [雑誌]

美STORY (ストーリィ) 2010年 08月号 [雑誌]

コンビニで買ったよ。
久しぶりに誌面を見ると「バブル期にボディコンとか着ててブイブイ遊んで上手いこと金持ちゲットした勝ち組マダムどもが、子供の手も離れたのでもう一花咲かせるために時間と金を惜しまず美容に突っ込む雑誌」という姿勢が明確になっていた。私の場合、年齢的にはバブル世代のぎりぎり最後なんだけど、農場育ちでブルースバンドなんてやってた時代錯誤組だから、まったく共感できない。まあ、日常の小さい美容への工夫は参考になるけど、ダイエットするっていったって日中からジムとかエステに通いまくって他人の力を借りてきれいになっても、それをずっと一生続けるの?(ダンナの金で)と思うと、ねえ。
野村誠一撮影の読者ヌードはみんな「きれいな熟女」の文脈で撮られており、エロくもなくアートでもなく「がんばったで賞」って感じだ。中に生命も欲望も知性も詰まってないゴム人形みたいな肉のかたまりにしか見えない。軽くホラー。
切ったり貼ったりふくらませたりで老化に抗戦すればするほど怖くなる。で「何のために?」っていったら、同窓会で「あの人老けたわね」って陰口言われないためだったりする。そんな「美魔女」より、私は妖精とかになりたいよ。鴨居羊子なんて容赦なくたるんでたし身長150cm体重60kgだったけど44歳でクレタ島の18歳の少年と恋したじゃない。私はそっち向きに生きることにするし(まあ、たるまないにこしたことはないけどさ)一日中美容にはげむより、一日中恋してたいわ。人に対する恋だけじゃない。音楽とか植物とかお酒とか食べ物とか仕事とか、すてきな恋愛対象はたくさんあるしね!
そういえば前に「リコさんが何百年も年をとらずにいろんな土地を転々としながら生きてるって設定の夢を見た」ってある人に言われて、なんか嬉しかった。世界のすべてを知ってる癖に、本当にくだらないことで怒ったり泣いたりする神話的存在でいたい。ナイル川氾濫させたり、生首もって踊ったりする感じで。