予定地

いずれなにか書きます

SEOのことを考えるとき、まず、検索サイト(というか Google)が何を目的に検索システムを作って日々改良をしているのかを考える必要があると思う。

おそらく、彼らの目的は「検索ウインドウに文字列を打ち込んだ人に対して、一番役に立ちそうな情報を膨大なインターネットの情報の中から機械が抽出して表示する仕組み」を作ることではないだろうか。で、そのために世界中から頭の良い人が集まり、開発を進めている。

そんな中で、上位に紹介されやすくするサイトを作るというのがSEOであるならば、とにかく「人が役に立つ情報を用意する」ということが出発点にならないといけないし、一般にSEOテクニックと言われているさまざまな技法は、その情報が機械から過小評価されないよう「人間にとって役に立つものですよ」ということを、機械にもわかりやすいように伝えるという、いわば通訳みたいな作業だと思う。

しかし、こんなに単純なことがなんでいつも忘れられるのだろう。

だいたい、SEOに関して姑息な策を弄してる人たちより、検索サイトの中の人のほうがはるかに頭が良い。世界最高峰の頭脳が集まって効率的に開発を進めているのだから、機械がだまされて、役に立たない情報が「間違って」上位に表示してしまうという「不具合」は、どうせそのうち是正されてしまうのだ。それなのに、どうしてそれを「ペナルティ」というのかと疑問に思う。

そのうち修正されるバグ技で遊ぶ、みたいなのは、ゲーム攻略としてはいいけど、経済活動としてみたら完全にヤクザな感じがする。