予定地

いずれなにか書きます

古典的な話だけど、職場にグラビアポスター貼ってあるのはセクハラってことになってる。半裸の美少女が描いてあるショッパーを電車で持ち歩くのは子供も見るんだからあんまりよろしくない。でも、インターネットにいるとある意味そういう感覚がマヒしがちになる。(男性向けネタだけじゃなく、女性向けというかいわゆる腐向けでもそういうのはある)

でも、インターネットにだって、日ごろは目くじら立てないけど、本当は、なんかやだなって思っていて、そこに目くじら立てて面倒くさいと思われたら困るから片目つぶって黙ってる感じの人、結構いるんじゃないだろうか。

大昔、サトエリキューティハニーやったときに何かのノベルティでフィギュアもらった。バービードールを飾るぐらいの気持ちで、そのへんに飾ってたら同僚の女性からものすごい嫌がられたことがある。女性が多い場所だったり男性がいないとそういう感覚をストレートにぶつけられることがあって、ちょっとびっくりする。テレビに出てるタレントさんであってもボディラインを強調するようなフィギュアになると気持ち悪い、オタク臭い、ってことになる。それを喜んでる男性がマジョリティだから、気を使って気持ち悪いって言わないだけで「なんかアイドルって気持ち悪いよねー」みたいな感覚があるのがわかったとき、むしろ安心した。

ああ、私は感覚ずれてたんだなあって思った。ネット企業でも女性ばかりだったらこんな感じで大丈夫なのだった。ましてや、インターネットから離れると、そう感じる人たちは男女問わず普通に実在するだろうし、一般層に向けて何か発信するとき、わりと忘れちゃいけない感じする。道徳的な意味じゃなくて、そういう感覚が武器になると思っているから、どこかで大事に持っておこうとしている。

私自身、個人としては性的な表現に対しては耐性があるというより相当好きなほうだけど、それをポップに消費する感じはあんまりなじめない。多少日陰であってほしいし、そのほうがお互い幸せだと思う。

(どうも、グラビアとかポルノとかをポップに消費する女性のほうがわかってておしゃれ、みたいな風潮があって、それは悪いことではないえけど、そっちが一般的というわけではないんじゃないかなあと思った、という話。)