予定地

いずれなにか書きます

なんかそういうのにうるさそうな人の前ではちゃんとできるフリしてるけど、ちゃんとしたフォームだと6割ぐらいの実力しか出せないことが2つあって、一つが箸の持ち方で、もう一つが包丁で何か切るときに食材押さえるほうの手をネコの手のようにするやつです。

特に後者。一般的には「ネコの手のようにしないと危ない」って言われるけど、指先のほうが感覚が鋭敏な分、刃先と指先との間合いが測りやすい気がするのよね。実際、ネコの手にして作業してる時に指関節を削ぐように切ったことがあって、ネコの手だと安全という意味がよくわからないです。見てるほうからしたら危なそうに見えるかもしれないけど、実際切ったら指先も指関節も痛いことには変わらないし。

そういえば、ピアノを弾くときのフォームも第一関節を立てずに寝かせ気味にして弾いて叱られてて、それは高校の時にうるさ型じゃない先生から「プロでもこういう弾き方の人はいるし間違ってるわけじゃない」って言われたのはいい体験だったと思う。

お箸とか、ちゃんと落とさずにものをつまんで食べられたら別にどんな持ち方でもいいじゃん!って思ってるんだけど、世間では「箸もちゃんと持てないやつは論外」論者が多いし、ヘタしたら親の躾がどうこう言われたりして肩身狭い。親はちゃんと躾けてくれたと思うけど自分が持ちやすいようにカスタマイズした結果が今の持ち方だし。お箸の持ち方ぐらい、もっと多様性を認めて欲しいというか人によっていろんな流派があっていいと思う。息苦しい。