予定地

いずれなにか書きます

人と離れることを基本的にあんまり寂しいと思ってなくて、自分と親しい人が自分のいない遠くの場所にいてそこを温めていてくれるみたいな気持ちになるのは、むしろ心強いように感じる時すらある。
私のかわりに知らない景色を見て、知らない時間を過ごすその人のことを考えるのがわりと好きで、インターネットでその人の様子がちらりと見えるような状態だとなおのことそう。会いにいくのも時間とお金さえ都合つけばどうにでもなるものだし。
だから私の場合は、遠くに行かないで欲しいと願うのはわりと特別なことだったりする。
でも、そういうのの逆の事例もあって、とても近くに住んでいる友人がいて、いろいろ事情があってSNSを使うこと自体やめてブログも更新しなくなってしまった。そうなると、もう彼がどこにいるのか何をしているのか何を思っているのかまったくわからなくなり、大げさに言うと本当に存在したんだろうか、ぐらいの気持ちになってしまう。
今度、その人と久しぶりにみんなで集まることになった。「お盆だから戻ってくる」って誰かが言ってたけど、本当にこの世とあの世くらいの距離感があるように思う。できればみんな生きていて欲しい。