予定地

いずれなにか書きます

「ネットの中の世界」に閉じてることをバカにするといったら変な話だけど、リアルと繋がっていないから人間の本当の幸せに貢献してない、みたいなことを言う人が、業界の中にもよく見受けられるけども、そういう本人認証みたいなものがちゃんとしてない以上、ネットとリアルを安直につなげていくのは危ういと思ってる。

例として不適切かもしれないけど、先日起こったベビーシッター募集サイトでの痛ましい事故も、よく言われるように「ネットで見知らぬ人に頼むから危ない」のではなくて、犯人とはすでに面識があって、そいつだと知ってたら頼んでなかったということは、結局、リアルの本人とネット上の人格を関連付ける仕組みが十分に機能していなかったということに原因があるのだから、それならば、たとえばフリマサイトみたいなCtoCサービスは究極的に言えばいつでも同じ事故が起こる可能性がある。

自己責任社会だったら100のうち1の事故は「そういうもの」で行けるかもしれないけど、日本は残念ながらそうじゃなくて、1000回安全に行われた取り引きでも1度事故があると全部が危ないかのように言われてしまうのだから、ただ危うい感じだけ受けてる。

もしかしたら、みんなの意識がそうじゃなくなるほうが、ちゃんとしたセキュアな仕組みができるより早そうにも思うけど、それはそれでなんか負けた感じはする。