予定地

いずれなにか書きます

最近新人が入って、仕事のことを話してると、無意識のうちにやってることも割とそれなりの意味を持ってやってることがあって、日々テキトーにやってるつもりでいたけど意外に細かく考えてたんだなあってあらためて気づいたりしてる。
で、「悪いことの芽が芽生える前に摘み取る」みたいなことについて考えてる。リスク評価して対策するみたいな大きいことではなく、ほんとうに何か一言付け加えるかどうかのレベルの話。どんな職種でもそういうのはあると思う。念のため他の人にも声をかけておくとか、予備の資料を作っておくとか、そういうことが日常的にできるかどうか。

「悪い事態に陥ってから収拾する」よりはるかに楽ではあるけど、意外にできるかできないかの個人差が大きい。で、それが日常的にできてるかできてないかによって、無事故でいける確率が違ってくる。

細かい事故を運不運の領域のものとか外的要因に左右されるものとして考えるのは楽だけども、一旦すべてを自分の責任として考えると、意外に事前にできることがあったりする。外向けには「頑張ったけど防げなかった、しかたありません」って顔しててもいいけど、自分の中では事前に手当してれば防げた可能性を忘れてはいけないと思う。というか生まれつき気が回る人でなければ、わりとそういうプロセスを経て後天的に身についていくものだったりもするので、失敗に対して思い悩むのも悪いことではない。

よく「気配り」とか言うけど、そういう道徳的な人柄レベルの話ではなくて、仕事の現場では完全に技術の問題だと考えたい。正直「気配りのできる人」ではないし、そうなりたくもないけど、仕事で事故起きるのは嫌なので、結果的に気を使ってる感じする。