予定地

いずれなにか書きます

正直、のろけられてる人を見ると普通にうらやましい。そして、自分もそれに近い美点があるはずなのに、見出してもらえないことに対して少し凹む。

いや、客観的に考えれば、それを見出してくれてる人は、本当はいることを知ってる。友達とか家族とか。そのこと自体は日頃はとても幸せに思っている。

けれども、それでも、もしも私のことを自分のことのように感じて、うっかり誰かにのろけたりして、それで嬉しくなってくれるような人がどこかにいたとしたら、どんなにか幸せだろう、と、思ってしまう。

そして、私も誰かのことを自分のことのように感じて、うっかり誰かにのろけたりして嬉しくなって、その人もそれを嬉しく思ってくれたらいいと思う。

たまに、その不在にしゅんとする。いい年して情けないかもしれないけど、そのへんの湿度は昔からあんまり変わってない。

今は、誰かの美点を心の中に集めて、たまに一人で光をあてて楽しむような日々で、それはそれで悪くもないかもしれない。