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りこさんはどうしてこういう飲み会とかにくるんですか？って聞かれて、少し考えこんでしまったけど、「人間関係に興味がある」としかいいようがない。
昔は、行きつけの飲み屋にそれと同じような気持ちで飲みに行ってたと思う。そこで、なんとなくお互いに自己開示できて、なにか共有できてると思える関係がそこにいる人と築ければわりと満足できてた。関係と時間と空間とが自分の意図した形になっているという感じかも知れない。

飲み屋はもうちょっと打率低かったように思う。初対面で前提条件を共有してないことが多いから。それでも通ううちに友達みたいな人はできたし、話したい人と話せたりしたときは嬉しかった。

あきらかに不愉快な目にあうことも多かったし、しょっちゅう泣きながら帰ってきた記憶もある。でも、やっぱりそれでも不確定要素があるほうが楽しい。仲間内の集まりでも、誰がくるかよくわからないとか、何をするのかよくわからないとか。厳密にセッティングされた会よりは、流れで集まってだらだら飲むほうが性に合う。わりと機嫌よくなって人呼んだり、店の他の客と仲良くなったりそういうのもありがち。

ひとでくんが前「飲み会はインターネットから人間が出てくるガチャみたいだ」って言ってたけど、飲み屋に一人で飲みに出かけるのも完全にガチャだし、ナンパもガチャじゃないのかと思う。そっちはもしかしたらUFOキャッチャーかもしれない。