予定地

いずれなにか書きます

うとうとしているときに、夢をみた。

自分の身体から、のうぜんかずら色の大きな花弁が生えてきて、すっとしたたたずまいの男の人に、それを毟られ巻き散らかされる夢。薄いチェックのシャツを着て、日なたのような匂いがしたと思う。そしてその人は手を私の眉間の中にすっと差し込んできて、直接、私の思考を触った。どうして自分がそういう形に変容したんだろうかと不思議に思いながらも、ただ温かく幸せで、こうあるべきだと強く思った。

日中になって、自分は今どうしてその世界の中にいないのかむしろ不思議におもっている。なぜだかとてもさみしい。