予定地

いずれなにか書きます

2012年の年筮

日本の易者は「一陽来復」にちなんで冬至に来年の運勢を占う習慣があるので、私も毎年立てている。

【占的】2012年はどのような年になるか


【得卦】

離    ―  ―        ―  ―
兌    ―  ―        ―  ―
兌    ―  ―        ―  ―
巽    ―  ―        ―  ―
巽    ―  ―        ―  ―
乾    ―――        ―  ―
      地雷復   ==>  坤為地  

地雷復の初爻を得た。

卦辞。

復。亨。出入无疾。朋来无咎。反復其道。七日来復。利有攸往。
(ふくはとおる。しゅつにゅうやまいなく、ともきたるにとがなし。はんぷくのそのみちひちじつにしてらいふくす。ゆくところあるによろし。)

結構、人の出入りの多い年になるのかなと思います。一時疎遠になってもまた戻ってくる、うまくいかなくなっても復帰する。2011年に東京から京都に移転して人間関係とか生活の基盤というのが多少失われて寂しい思いをしたのが少なくとも早い段階で以前のレベルまで戻せる、みたいに読んだ。

爻辞。

不遠復。无祗悔。元吉。
(とおからずしてかえる。くいにいたるなし。おおいにきち。)

この初爻は復のうち唯一の陽なので自分が主導権をとって動くということになるけれども、伏してる卦が坤なので、動くといっても前に向かってすすむと言うよりどちらかというと坤の初爻「薄氷がはるのを見て冬の到来を知る」というように、悪くなる予兆を察知して「もとに戻す」というような動きなのかなとは思う。それがうまくできる、悔いることはない、そういう時期。PDCAサイクルを上手に回す、みたいな感じなのではないか。あるいは体調なら早めの養生。反省と改善。細かい調整。繰り返して習慣付けること。

昨年は地風升の不変爻で、順当に自分の部署が大きくなったりわりと発展期だったことを考えると、この復は順当に読んだ時の「運気回復」というよりは、もう少し地盤がためのような年になるように見える。でもなかなか良い感じ。