予定地

いずれなにか書きます

政治と宗教の話

なんだっけ、何かのサイトみてて、結婚相手の条件だかなんだかで「政治と宗教はダメなので」みたいなスタンスの人がいて、ずいぶん乱暴な切り捨て方をするもんだなと思ったのだ。
政治はひとが社会生活をするのに必要な軸だし、宗教はひとが誕生から死という一定の時間軸を意志をもって生きるのに必要な軸だ。それが既存の何かによってベッタリと塗りつぶされているのは確かに気持ち悪いことだけれども、「ダメなので」という切り捨て方をして考えることすらゆるさないのは、それはそれでそれは白くベッタリと塗りつぶされているという不自然さを感じる。もっというと無自覚なうちに巧みに何か自分でもしらないものに塗りつぶされているのではないかという危うさ。
出来合いの政党、出来合いの教団、それらの考え方に自分が完全にフィットするしたらそれは洗脳されている。でも、それらにまったく与しないということは、すなわち自分の生を全部一から考えるということで、それはそれで相当にタフなことだと思う。
まあ、そこまでのタフさをもとめてその人が「政治と宗教はダメ」という言い方をしてるのか、無自覚なままに考えるのを拒否してるのかというと明らかに後者だろうなと感じたので、こいつとは結婚できねえと思った。むこうさんもお断りでしょうけれど。
ちなみに自分としては政治や宗教に関して言うと、便利なフレームワークが使えるなら、使うのも悪くないと思いますが、フレームワークの制約によって自分のやりたいことができないなら無理に使う必要もない、というスタンスをとっております。