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私は、牛角に行けば安い値段でそこそこの焼肉と気持ちのいい接客が受けられて、玄品ふぐに行けば5000円程度でそこそこおいしいてっちりとてっさが食べられて、ユニクロにいけばシンプルでそこそこ質のいい服が手に入る世の中が好きです。バブルの記憶はあるけどバブルを懐かしむ気持ちが本当にまったくビタイチない。
デフレで、均質で安っぽいけど最低限のレベルは満たしてるものが蔓延して、いかにもな高級なものが廃れたりして、そういうのが文化の衰退だという人もいる。だけど、そんな「この店の一番高いメニューを出せ」みたいなものが文化なわけなどない。あのころ腐るほどいたデザイナーが作ったもので今も力があるものってそんなにないもの。そして、今だっていいものは探せばある。足で探す、自分で作る、さらには作る人を育てる、そういうのが文化だと思う。
まあ、何がいいたいかというと、この間の玄品ふぐは本当によかったので、また行きたいと思ってたら、ちゃんと祇園にも支店があったので安心して引っ越せますねというお話です。かわいこちゃんとふぐ食べたい。

ふぐ料理 玄品 祇園