予定地

いずれなにか書きます

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なんかひっかかったのでつらつら考えてみた。

たぶん、女サイドから見ると、寂しくてセックスするというよりセックスを対価に継続的に今後の寂しさを埋めてもらおうってことなんだろうし、男からしてみたらそんな対価ではそれを差し出せないよなって話な気がした。
(それとは別に、セックス対象としてもとめられる受け入れられることそのもので自己価値を確認する男女はありそうだけれども)

今も、女の子向けの恋愛指南マニュアルみたいなのを読んだら、基本的には「相手を十分にひっぱって執着させて約束させるまでセックスするな」ってところに落ち着いてて、そうやってまだ「セックスは対価」って女の子は思ってるんだけど、もう多分それは成立しなくなりはじめてるんだろうと思う。

本当は、お互いの巡りあわせでそういう関係になれたことを男女とも喜びと感じるというようなのが多分幸せなのだろう。取引と考えてしまうと、いきつくところはお互いもう売るものがなくなってるようなところで取引のふりだけやってるみたいな、お店屋さんごっこみたいな状態になってしまいそうだ。

昔、半貴石のルースってそれなりに高かったんだけど、今は殆ど実質的に値段がつかない感じになってるのと似てる。今も、ちゃんと組織的に管理されてるダイヤモンドはグレードによって相場が決まってる。これが風俗業界だとすると、世間の人のセックスの価値はいわゆる色石の相場だ。半貴石を使ったジュエリー自体に価値がないわけではなく、ブランドとかデザインとかそういう付加価値で値段はつくけど、それは石そのものの価値ではないというそういう意味で。