予定地

いずれなにか書きます

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嘘をつくことについて考える。

ほんとうに虚言癖のある人とかサイコパスを除けば、大抵の人は嘘つきになりたくないと思っている。それでも、嘘をついてしまうのはひとえにその人が悪いのではなく「弱い」のだ。

「嘘をついてはいけない」というとき、たいていはモラルの問題として語られるけれども、嘘を付く人は、嘘をつきたくてついてるのではなく、その人に嘘をつかせることになる要因がある。結局のところ、その人を取り囲む状況にたいして、その人はあまりにも弱すぎて、嘘をつくという形でしか戦えない。そういうのをたくさん見てきた。

弱い人を弱い人と認識して手加減してあげることで、ずいぶん隠蔽とか嘘は防げるはずで、しかし、弱い人の多くは自分の弱さに向かい合うことを嫌い「モラルがなかった」「できごころだった」と逃げる。これもまた嘘なのだけれども。