12/21
朝方眼が覚めて唐突に何か気付いた。
「結局のところ、ここをどうにかしないと土台が腐ってるようなものだ」ということ。
バカみたいな執着だと思っていたから、忘れようとしたし、もう大丈夫だと言い聞かせてきたことだけど、それはどう考えても自分に対する嘘でしかなくて、大きい穴がそこにあったことに唐突に気がついた。
そりゃ、今となっては、どうにかするとしても、ちょっと穴の埋め方というか腐敗の止め方が普通じゃどうにもならないし、何も具体的なアクションを取れるわけでもないし、再び妄執の日々に戻りたいわけでもない。ただ、少なくとも自分はそこに穴があいているのに、穴があいてないフリをしてただけだった。もう3年以上も。それに気づいた。
自分では何もどうすることもできないにせよ、これからは、あまり無理に笑ったりしないようにしようと思った。