予定地

いずれなにか書きます

香水が昔から好きで、好きな系統はだいたい3種類あると思う。バラの匂いと、バニラやフルーツの匂いと、きれいなお姉さんの匂い。

バラの匂いはわりとわかりやすくて、ダマスクローズにムスクとかサンダルウッドとかアンバーとかが組み合わさってるのが好きです。ローズドクロエとかステラ・マッカートニーとか。最近だとブルガリのローズゴルデアも良かった。あまり生っぽいのは苦手かもしれない。花の香りは好きだけど、花屋さんの香りみたいのはちょっと酔う。

バニラとかフルーツの匂いは、たまにすごく付けたくなる。ランコムのラヴィエベルとか。ブルガリのブラックムスクもベリーとバニラが甘くて良い。あんまりオフィス向けじゃないけど。

きれいなお姉さんは柔軟剤とかいい匂いのする石けんみたいな系統にちょっと甘いムスクとかが混ざってる感じ。シャネルのチャンス・オー・タンドゥルとかランバンのエクラドゥアルページュとか。クロエとかはその系統だけどちょっと苦手なので、合う合わないはあると思う。

この間から会う人がちょっと香水つけてるな、ってことが何度かあって、私は、香水つけてる人とつけてない人だと、つけてる人のほうが作為があって安心できるということがわかった。

作為があって安心というのも変な話だけど、そうとしかいいようがない。道がなめらかに舗装されてて安心、川が護岸されてて安心、そういう感じかも。そう考えると、人間の生の匂いってわりと自然の脅威っぽい部分あるかもしれない。安心できないのが悪いというわけではない。好きな人の匂いは安心できないものだし。

「昔から好き」って言った時に下手したら40年ぐらい好きであることに気づいてうわってなる。
最初に手にした香水は、親戚のおばさんに海外のお土産でもらった小瓶のオードトワレで、凝った細工がしてあって金色のキャップで軽いフローラル系の香りだった、確か「JOUR DE FETE」とかそんな名前だったけど、いまラルチザン・パフュームから出てるのとは同名の別の香りだと思う。たしか小学生、低学年のころ。